観劇をするにあたっての注意事項
(トリガーアラート)

観劇をするにあたっての注意事項<br>(トリガーアラート)

2024.11.24 更新

※ネタバレを含みます。

今回の作品『舞い散る』は、少し遠い未来を描いた物語となっています。
地球全体の気温が上昇し、砂漠が進む中で人々は塔を建て、居住地を空に求めているという設定です。
しかし、塔に上がれず地上に残された人々は、上からゴミが降っていくる危険な中で、僅かな食糧をやりくりしながら命を繋いで生きています。

持っている者の貧しさ、持たざる者の豊かさ。

作品を作る上での着想は常に現代の私たちの身近な生活の中に落ちています。

そこから想起し、立ち上がった物語は複雑な環境の中で逞しく生きる人々が描かれ、現代に生きる私たちに特別なメッセージとなって届くのではないかと思っております。

しかし、描かれている環境そのものはやはり厳しい状況であり、こうした背景ごと観ていただく方の心に入り込んでくるものだと考えています。
『演劇』は、劇場で初めて作品と出会い、心を動かしていくものだと思います。ですので、作品を観る楽しみを奪わないようにネタバレを防ぎますが、それでも不必要に傷つけてしまうことも防ぐ必要があります。

今回の作品は、戦争にまつわる描写/児童虐待を想起させる言葉/人の死についての描写/特定の環境下における妊娠及び人口中絶についての議論などが含まれます。
また演出上の都合で、突然大きな音がなったり、強い発光をする照明効果を利用したシーンがございます。

《さらに詳しいアラート》
https://docs.google.com/document/d/1EaX5PIP2gCipj2JNh9qglgzsvv_Ueq_Pq9yrbzrkNjI/edit?tab=t.0

観に来ていただく方の安全を守る上で必要なことと判断し、トリガーアラートを出すことと致しました。

ぜひ劇場で楽しんでいただけたら幸いです。

(文責)avenir’e 脚本:池内風 ディレクター:須賀真之 ドラマトゥルク:瀧口さくら

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